文化祭まであと

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みなさん初めまして。あるいは、前のブログからお越しの方にとってはご存知かもしれません。麻布学園鉄道研究部・四国レイアウト作業班長の長良と申します。

この度、新しく「てっけんだいありー4番線」が開業したということで、最初の記事としてこちらの文章を書いている次第であります。これに伴い、先代の「てっけんだいありー3番線」は更新を終了し、活動報告等はこちらのブログで行うことになります。

思えば、今年は鉄道にとっても節目の年です。鉄道開業150周年はもちろんのこと、山陽新幹線岡山開業50周年、東北新幹線八戸延伸20周年、レイアウトに関係のあるものですと、四国特急誕生50周年などが挙げられます。こうした節目の年に、こうして新しい道を踏み出すのも、そう悪いものではないでしょう。

さて、折角このブログの初めての文章を記せるというチャンスを得たということで、私も3番線での部長のように、なにか書き遺してみたいと思います。しかし、私は生憎彼のような博識な人間ではありません。そのため、自分が長年携わってきた「作業」というものについて、語ってみようと思います。暫くの間、お付き合い頂ければ幸いです。

鉄研というものは、とても変わった部活です。出席義務というものはないし、上下関係も薄い。あげく誰が部員なのかも把握していない、そんな部活です。ですので、必然的に作業というものも緩いものになります。出席しても殆どの部員は遊んでいるだけです。私が中1の頃は、作業をする数人以外は作業に居ませんでしたから、これでも真面目になったものです。

作業をする部員は、ごく少数に過ぎません。各学年に2〜3人程度。部活全体の人数が約70人ですから、2割に満たないくらいでしょうか。そうした限られた人材の中で、様々な業務をこなし、大抵はレイアウトが完成しているのは奇跡に近いことだと思います。 

残りの部員たちは、文化祭直前の一時期を除いて、放課後の遊び場として作業を利用しています。私が言えた話ではないですが、鉄研という集団は日陰者の集まりです。そうした日陰者達が、共通の趣味を持っている人々と遊べる場所として部活があるのなら、それに越したことはないでしょう。私としても、このような憩いの場としての部活が、いつまでも続くようなことを願っています。

そんなまとまりのない集団ということが鉄研の特徴であり、長所であろうと思います。年功序列で強制的に縛られた上下関係はなく、個々の人格として新入部員でも尊敬されうるし、逆に権力者でも虐げられることもある。そうした環境で青年期を送ることによってしか得られない経験が、必ずあると思います。だからこそ、この鉄研という部活は人々が集まってくる場所なのではないでしょうか。

今後、このブログでは様々なレイアウトや、旅の様子が描かれることでしょう。そうした景色の一つ一つに、個性的な部員たちの思いやこだわりが込められています。

これからも、どうぞてっけんだいありーをよろしくお願いします。

By 長良

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